先日、セミナーが終了し、ある受講生の先生からメールが来た。
実はこの方、いつもセミナーが終わるとメールで臨床についての質問や実験結果を報告してくれる。

私はいつも非常に楽しみにしていてやり取りが実に楽しい。

今回は皆さんに一部シェアしようと思う。
実に嬉しいご報告だった。

以下メール内容。

佐藤先生、おはようございます。

先日のメールの続きになりますが、
治療の報告です。
数ヶ月に一度来院する、いつもガチガチの男性の患者さんがいらしたのですが、
いつもなら、グイグイおして、太めのはりをガスガスうちこんで、という治療でした。
筋肉はスジスジに固く、弾力がなくゴムタイヤのような感じです。

これは試してみるしかないと思い、先日の勉強会での佐藤先生のやリ方を
自分なりにやってみました。
足からゆるめていって、臀部股関節ふきんをガシガシいきました。
すると、もともと今回はコリもいつもよりはひどくなかったとはいえ
腰は今までないくらい柔らかく緩みました。

上半身も弱い刺激で緩めることができ、
よわもみで物足りないかと聞いてみたら
逆に、とても軽いと喜んでいました。 時間も短くてすみました。

治療のヒントになったのは○○現象でした。○○先生の実技を受けて
ああこんなにソフトでいいのか
と思いましたが、そのわけは○○現象の理屈で納得です。
今までの自分は圧が強すぎだったことにきづきました。強いと関節の動きが良くなったかどうか感じとれません。
あの感触をイメージしながら、刺激すると弱い刺激で柔らかくなりました。
特に首で実感します。ソフトなタッチをするようにしてから頚椎の回旋手技のコツもつかんだ気がします。

今まではバキボキしないと矯正なんてできないものだと諦めていましたが、できることがようやく実感できました。

毎回少しづつ分かってきます。
ありがとうございました。

これって凄い気づきですね。
セミナーでは全てに答えがあるわけではありません。
このように自分自身の中で「あ~こんな感じか~」と自分自身で腑に落ちる感覚が非常に大切なわけです。

以上!ご報告でした!