今回は身体の診たてについて。

修行時代はとにかく脊椎。背骨の配列を分析して関節のサブラクセーションを見極めることだった。
そしてそのサブラクセーションに対するアプローチ。

アプローチ法はたくさん存在するだろう。
ただ私の基準はあくまでも師匠が基準。

とにかく師匠は的確だった。
必要最低限。迷いはない。
常に的確だった。

私はというと関節の触診さえも良くわからずただデコボコしているようにしか最初は思えなかった。
とにかく量をこなすしかなくある程度量をこなして診えてくるものが確かにあった。

セミナーで思うことはまず、触診力がたりないかなと。
これは量の問題とイメージ力。これしかないと思う。

触診もどこで触るかも重要になってくる。手のひら。指尖、指腹、と。
もっと重要なのがどのように触るかだ。
とにかく指先を柔軟にして相手側(患者さん)に緊張を与えないこと。
ガサツに触れるだけで不快な情報が無意識化でも伝わってしまう。

ファーストコンタクトで不快な思いを伝えてはならない。
ではどのようにコンタクトしていくのか。

やはりコツがあります。
そしてトレーニング法も。
今回のセミナーではトレーニングを体験してもらいまずは微細な感覚を体験してもらいます。
このトレーニングは一人でも出来るし簡単に治療にも応用できます。
応用法もお伝えしますね。

さて話を戻します。
脊椎配列を分析する。実際これだけでは足りません。
身体は脊椎だけで構成されていないから。
勿論、脊椎だけにターゲットを絞ってもある程度結果は出ますが出ないこともあります。

私はまず身体全体の形状を診ます。
この時に必要なのは平面ではなく立体で診ることが大切。

たとえば後面から診るなら同時に全面も一緒にイメージします。
背腹を同時に診る。

そして瞬時にその形を自分で作る。
最初は実際にその場で作りましたが今ではイメージだけで出来るようになりました。

そうすると痛い場所、つらい場所が解るようになります。
だから「なんで先生は痛い場所が触れずに解るのですか」となる。

これも訓練。量の問題ですがワープする方法があるのでこれもお伝えしますね。

とにかくこのような治療テクニック以外の分野を書こうとするとかなり膨大な量になります。
少しづづ語っていこうかなと思います。

参考まで。