11月8日に開催した臨床コーチングで今年のセミナースケジュールが全て終了となりました。今年も参加してくださった皆様に感謝いたします。

最後の臨床コーチング私自身が何をテーマに臨床に臨んでいるかでした。

今現在の研究テーマをお話してみました。

関節ムービング× ニューロリセット 理論

1. ニューロリセットの基本理論
神経伝達と筋・関節の協調性を整える施術理論。
関節構造・関節運動と神経系が「正しい動きの記憶」を取り戻すよう促すことが目的です。

【ポイント】
・強い刺激ではなく、“安全な微刺激”が脳の再統合を促す
・動作中の呼吸・感覚・意識が神経可塑性を高める
・固有受容器(関節包・筋紡錘・腱器官)がキーポイント

2. 固有受容器と神経伝達の関係
固有受容器は、身体の位置や動きを脳に伝える感覚センサー。
刺激を受けると、求心性神経が情報を脊髄→小脳→大脳皮質へ送信し、
筋の出力制御や姿勢保持に反映されます。

3. 図解:関節刺激が脳に与える影響
関節刺激 (関節ムービング手技)→ 固有受容器(関節包・筋紡錘・ゴルジ腱器官・ルフィニ終末・パチニ小体) → 求心性神経(Aβ線維など)
→ 脊髄 → 小脳 → 大脳皮質(体性感覚野)
→ 運動野で統合 → 筋出力・姿勢制御

※安全な微動でこの神経ループを再構築するのがニューロリセットの考え方。

このような内容を今回お話させて頂きました。

来期セミナーではこの内容でもう少し深堀してお話や実践手技的なものを展開していこうと思います。

来期セミナースケジュール発表まで少々お待ちください~