関節矯正と聞いてイメージするのは真っ先に首をボキっとする映像だろう。
来院する患者さんでもあの~治療ってあのボキバキするんですよね・・・・。

非常に怯えた表情で聞いてくる。
もちろんです!なんて言えない。

こんな状況でも矯正をしたい、してあげたい!何とか患者さんを納得させたい。
矯正のインパクトで症状を一時的に解消したい。派手に音を鳴らしたい。
これは非常に自分勝手。
人称が一人称。

どうしてもしたいのら、プロセスが必ずある。
このプロセスを通らず強引に矯正すると必ず事故が発生するし最近では訴訟まで
行くこともある。
せっかくの有効なテクニックが台無し。

こんな結果にならないために関節矯正術を運用するためには・・・・

そのためには観察学そして精度の高い矯正力。

観察学とは全般に診たてと考えてもらっていいがここでの観察学は関節矯正術を施すことが
患者さんにとって有効かどうか。そして有効にするかどうか。
この見極め。
一度で有効と判断できることもあるし回数を重ねることで有効になるパターンもある。
現場ではこのミックス。
一か八かで施すことは経験値にもよるがおススメはしない。

関節矯正でのリスク部位
ダントツで頸椎だろう。
この部位は非常に繊細。 繊細がゆえに反応も大きい。

頸椎を矯正する際の安心、安全を担保するにはどこまで患者さんの身体を立体的にイメージできるかが
ポイントになる。
触診での関節形状把握は勿論大事。、これは一例だけど訴える症状から神経根からの由来、脊髄由来
かの判断、筋力テスト等の瞬間的な見極めが安心、安全の担保ににつながる。
具体的な方法論はここでは割愛します!

脊髄由来はリスクが高い。
これはあぶない。
神経根レベルは十分対応できる。但しその前にすべきことがある。
「なぜ神経根が狭い状況になってしまったか?」
これをある程度改善したい。
じつはこれを改善するだけでかなりの変化が起きる。
これもセミナーでは説明していますね。

最近の治療業界。
関節矯正術はリスクある治療法ととらえられている。
>本当か?

本当ならば消滅している。
なぜあるか?かなり有効だから。残るべきものだから残る。

師匠からの言葉、いいものは残るし次世代に伝えるべき。
私はこの言葉を大義にしている。

いいものは残すし伝える。
関節矯正はハイリスクハイリターンみたいに捉えられているが運用側の力量で
変化する。正しく運用すればこれほど有効なものはないと思っている。

安心、安全関節矯正はまず見極め。
そしてもっと大事なのはテクニック動作。
安心、安全なテクニック動作。

来月語りますね。