関節ムービングセミナーレポート
治療クオリティアップ編
平成27年11月15日
3回目のセミナーに参加させて頂きありがとうございました。
今回はテクニックの他に、理論や診立てをメインで学びました。
上半身編、下半身編と様々なテクニックを学びました。
しかし多くのテクニックを持っていても、多くの知識、考え方を持っていなければ、見かけだけの張りぼての様な治療になってしまうと思えました。
逆に、知識や考え方をたくさん持っていれば、テクニックは沢山持っていなくても、エビデンスの確立した治療法やコンセプトが形成される事に気付きました。
佐藤先生がいつも言っている「シンプルな治療」とはこの事なのだと考えるようになりました。
シンプルであればある程、患者さんにかかる負担(もちろん術者にかかる負担)も軽減されると思います。
術者が疲れていたら患者も疲れているという風に考えれる様になりました。
長く、強く、沢山時間をかけた方が効果的などという勝手な解釈で施術をしていました。
刺激量が多ければ多いほど、患者の体に負担をかけているのは事実です。
治療とリラクゼーションの住み分けが出来ていれば良いのですが、自分の中での住み分けが出来ていなかったので、自分の治療法を見直すキッカケになりました。
そして、自分の治療のコンセプトを考えるキッカケにもなりました。治療の基礎となるコンセプトがはっきりしないまま治療するのは失礼だと思えてきました。
実際、「どんな治療をするんですか?」と患者に聞かれた事があり、簡潔に答えられなく困った事が幾度もありました。
誰にでも分かりやすく、一般的な言葉で治療コンセプトを伝えられるように、常日頃考えておくべき事だと感じました。
診立てに関しては、今自分のやっている診立ての復習、再認識が出来ました。
普段から、局所も全体も見えるようになりたいと見続けていれば、少しづつ診立てにも自信が付いてくると思います。
タッチングワークや関節ワーク、ダイラタンシー現象なども実際に自分が経験しない事にはわからない事も沢山ありました。
治療に関しても、そうではなくても、普段からの全ての行動を意識化する事。そしていかに無意識を無くすかをトレーニングとして取り入れたいと思いました。
痛めたストーリーは勝手に患者が勝手に作っている。それを聞きつつも、本当に痛めた原因を探り、教えて、改善してあげるのが本当のプロフェッショナルだと感じました。
治療の中でリラクゼーションが不必要と考えてましたが、相手を労うというコミュニケーションをとりながらのリラクゼーション、慰安のマッサージも治療の一環だと考えられるようになりました。
患者が作った間違ったストーリーを修正し、エビデンスをしっかり捉え、治る為のストーリーを作ってあげる事が本当に信頼のおける先生なのだと思います。
佐藤先生のセミナーに参加させて頂き、自分の治療観が変わりました。そして今でやってきた事の整理が出来ました。さらに進化と成長と、今までの整理を怠らずやっていこうと思いました。
これだけの感想を書けるということはそれだけの気づきがあったからこそだと思います。
セミナーは技術習得だけの場にしては勿体ない。いかに自身の中に発見と気づきがあるかどうかだと私は思います。
今後のセミナーでも技術も勿論ですが発見と気づきが多く見出されるよう意識していきたいと思います!
2016年関節ムービングセミナースケジュール
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関節ムービングセミナー(上半身関節中心編)2/21(日)メディックス
関節ムービングセミナー(下半身関節中心編) 4/10(日) メディックス
関節ムービングセミナー(治療クオリティアップ)5/15(日) メディックス
関節ムービング集中セミナー2日間 8/6,7(土、日)
関節ムービングセミナー(上半身関節中心編)9/4(日) メディックス
関節ムービングセミナー(下半身関節中心編)10/16(日) メディックス
関節ムービングセミナー(治療クオリティアップ)11/13(日) メディックス
関節ムービング練習会頸椎編 3/13(日)菅谷バランス治療院
関節ムービング練習会胸腰椎編6/12(日) 菅谷バランス治療院
関節ムービング練習会頸椎編 9/25(日) 菅谷バランス治療院
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